この建物は熊本県熊本市にある国立研究開発法人 森林研究整備機構 森林研究所の共同実験棟です。
九州産の杉・ひのきを使用した国産のCLTで構築された2階建の準耐火構造・大規模木材建築物です。
南側に熊本市を見下ろし、北側は保全林が広がる緑豊かな施設の中に建設しました。
CLTを構造主体として使用量が551㎥、パネル枚数524枚で、現在1棟での使用量は西日本最大となっております。
※CLTとは・・・ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直行するように重ねて接着した大判のパネルと、それを使った建築工法を示す用語です。
東西:66m 南北:22m 延床面積:1414.4㎡(427坪)
設計:武松幸治+E.P.A環境変換装置建築研究所
施工:(株)上山建設
Photo: Nacása & Partners